読書は頭と心を
豊かにしてくれる
分かってはいるけど
手を伸ばすのは
SNSに使えそうな
自らの関心が向く分野ばかり
好きな作家も
20代の頃から
大して増えていない
幅が狭い
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出会いと別れの繰り返しを
「会えて良かった」
と捉えたい
何度も会えると思っていたら
あれが最後だった
なんてこともある
一度きりの出会いを大切に
と教える言葉が
「一期一会」ならば
本との出合いもそうだと思う
文庫コーナーの棚に
新刊書がずらり
いずれも作家と編集者が
全力で放つ一作
さらに
書店員の手書きの文字が
「必ず感動しますよ
泣けますよ」と薦める
そんなにたくさんは読めない
せいぜい1冊か2冊
手に取った本を棚に戻す
初めて見る名の作家です
もう一度ページを繰る
再び戻すか戻さないかが
運命の分かれめ
登場人物たちに会えて良かった
爽やかな余韻が
読後に残る
狙い通り泣けたし
沈みがちな気持ちが
少し晴れた
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書名を挙げるのはやめておきます
出合いの喜びは
自分で探したほうが
きっと大きいと思うから
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